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R3 > Chapter 1 vs地方検察庁 from代用監獄 > Day 51-100 > Day76 初公判

Day76 初公判

裁判の進行は、法に定められている。

1 裁判官による人定質問
2 検察官による起訴状朗読
3 裁判官による権利保護事項の告知
4 罪状認否 (被告人が起訴事実について意見を述べる)
5 証拠調(冒頭陳述を含む)
6 検察官による論告及び求刑
7 弁護人の最終弁論及び被告人の最終陳述(結審)
8 判決宣告

軽微な窃盗、初犯の薬物事犯等のなかには、初公判で結審、
次回判決のいささかやっつけ仕事的なモノもあるらしいが、
通常は、初公判で罪状認否を経て証拠調、次に、論告求刑し結審。
最後に判決申し渡しと、3回以上開廷されるようである。

初めて足を踏み入れる法廷なる場所は、静かで重々しい空気の漂う、
どことなく教会を連想させるところだった。
今、感じているこの寒け、季節によるものだけでは断じてない。

国選弁護人風検察官入廷の約1分後、ふろしきを抱えて大谷検事が入廷してきた。
国選の年季の入ったダレスバッグも渋カッコ良かったが、
検察官のふろしき(昔っからの伝統らしい)の渋さは、さらにその上をいっている。
あの大谷検事がカッコ良く見えるから不思議だ。
法曹はふろしきに限る。

この2人が現れたことで、死亡法廷の厳かな雰囲気がわずかながら損なわれ、
張り詰めた空気が若干やわらいだのは事実だったが、
まだ見ぬ伝説的裁判官への畏れは、
依然として私を緊張させていた。

どれくらい待たされたろうか、
階段を踏む足音(裁判官の入り口は高い位置にあり、
裏の廊下に階段が設置されていた)が聞こえ、
あたかも、それが合図であったかのように、

「起立!」
号令がかかった。

入ってきた法衣の男は、私の早川裁判官のイメージとは、
およそかけ離れた静かな目をした人物で、
「傍聴席がふっ飛ぶほどの大声を発する」様子などまったくなく、
人定質問の声も、おだやかそのものだった。

権利保護事項告知後、大谷検事による冒頭陳述があり、
その悪意に満ちた口上を聞いているうちに、
私はどんどん気分が悪くなってきた。
おそらく、宇都宮サポートの番長も、
数年前、同じ不快感を感じたことだろう。

大谷検事が、甲だの乙だの言いながら、提出する証拠の説明を行い、
早川判事から、同意について訊ねられた。
私が、事前に国選から指示された通り同意すると、
「では、証拠調べに入ります。」

このあと、次回公判の日時を決め、
スタービーチ援交初公判は、あっと言う間に閉廷した。

傍聴席がふっ飛ぶことはなく、
誰も叫ばなかったし、
誰も泣かなかった。

55番の言ったとおりだった。

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