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R3 > Chapter 1 vs地方検察庁 from代用監獄 > Day 51-100 > Day 78 宇都宮サポート海外買春疑惑

Day 78 宇都宮サポート海外買春疑惑

取材の申し込みが半年前だったので、雑誌発行までの期間と警察の内偵期間は、ほぼカブる。

もしかすると、WAO magazine編集部へ向かう神楽坂を尾行に気づかず登っていたのかもしれない。
そんな自分の姿を想像し、思わず苦笑した。

雑誌の取材や、それを題材にしたマンガの掲載に、法に触れる要素はいささかもなかったのだが、
司法関係者の評判はすこぶる悪く、特に、宇都宮サポートの番長を監獄送りにした大谷検事などは、
「あれ読んで、真似する者が出てきたら、どうするんだ。」
雑誌掲載の話になると毎回、それがあたかも私の犯した最大の罪であるかのように激昂した。

どうやら、司法関係者にとって、許しがたい行為だったらしい。

その許しがたい行為の共犯と言ってよい人物が、今日、川越署に呼ばれていたのを、
私は面会申請で知った。接見禁止後、初の記念すべき面会申請者の名前を聞くと、
なんと、WAO magazine編集長だという。

「もし、逮捕されたら、面会に来てくださいよ。」
「もちろん。行きます。差し入れ持って行きます。」
取材後の酒席での約束を守ってくれたらしい。

だが、
「やめといた方がいいぞ。」
ブチョーがとめる。

代用監獄では、面会の優先順位が驚くほど高い。たとえ取調べ中でも中断して面会に行くことができる。
また、面会を断わる権利も被留置者にはあった。会いたくない人には会わなくてもいいシステムになっているのだが、

「なんでです?」

ようやく面会できるようになったというのに、なにを言うのだ、この人は。

あの編集長は、アサヒ芸能の元関係者だぞ、とブチョーは言った。
驚いた。なぜ知ってる?
取材の際、私は本人から直接聞いた。取材を受けてもらえるなら、古巣のアサヒ芸能に記事掲載できるよう取り計らってもいい、とも言っていて、それなりに顔が効くような口ぶりだった。

ええ、そうです。
元アサ芸ですけど、なにか?

宇都宮サポートの番長が、まだ埼玉県警深谷署で取調べられていた時のこと、ある事件が深谷署留置場で起きたと、ブチョーはいう。宇都宮サポートに関する記事の掲載された週刊誌が、番長もいる留置場の、購入者の手元に届いたらしい。

それが、事件なんですか?

「週刊誌はそのままのカタチで入ってこないだろ? 検閲があるんだよ。」
それは誰もが知っている。ホッチキスの針みたいな製本針は取り除かれ、代わりにタコ糸でとめてある。

しかし、検閲の目的はソレではない。

「通常、被疑者に関する記事は留置場に入れないんだよ。見落としたんだろうな、誰かが。」

その記事は、単なる宇都宮サポート白書の解説や、児童ポルノDVDに関するモノではなく、番長が日本国内だけにとどまらず、東南アジア諸国でも児童買春し、未成年をハメ撮りしたと告発する内容だったという。

「海外の児童買春でも捜査するんですか?」
「証拠があるなら、調べる。でも、海外は・・・調べてもらうのにカネかかるんだよ、東南アジア方面は特にな。」

番長の海外買春疑惑は捜査本部も寝耳に水で、一時騒然となったらしいが、本人も否定するし、よくよく調べてみると、海外渡航どころか、番長はパスポートすら所持していないことが判明し、一同安堵したという。

「あの週刊誌が、アサヒ芸能だったかどうか忘れちまったけど、ウラも取らずに掲載するような奴がいるのが現実だ。」
さらに、編集長の言動にも誤解を招くところがあったようで、
「新聞報道を見て、直接、県警本部の広報に電話入れてくるあたり、かなり慣れたところがある。それと、応対した人の話によると、状況を楽しむかのような物言いだった、ということなんだよな。」
それで気分を害したからなのかどうかは不明だが、とにかく、編集長は川越署にある埼玉福島合同捜査本部へ呼ばれ、本日出頭した。

「名目は参考人聴取だけどな。」
私が参考資料として提供したsith全作品持参の上、再度出頭ということになったらしい。没収だな。正確に言うと、所有権放棄か。

「お前の知らないところで、いろいろとコトが起こってるんだよ。ブログは炎上してるし、この騒ぎに便乗して稼ごうとしている輩も出てきている。EX、って知ってるか?・・・知らねえよな。 P会の誰かがやってんじゃないのか、って疑ってるのもいるんだぞ。お前のために言ってやるけど、出てから会うのは好きにすればいいが、今こんな時に、あの男と面会するのは、やめとけ。面会の記録は残る。大谷さんの目に触れることになるんだぞ。」

編集長の面会申請を知らせに来たのは、スパイの看守だった。彼はまだ取調室入口のところにいて、どっちでもいいから早く決めてくれと書かれた顔で、私の返事を待っていた。

「・・・面会を拒否します。」

あの編集長がそんな人間とは思えなかったが、今、取調官の機嫌を損ねるのは得策ではない。

しかし、それにしてもあの人、わずかな時間で随分と敵を作る人だな。

結局、その理由が誤報防止なのか、編集長への嫌がらせなのか、あるいは全く異なるものなのか、よくわからないまま、初めての面会(弁護人を除く)は見送られることとなった。

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面会で中断されることなく続けられた取調べが終わり、留置場に戻ると、
お金を差し入れたいので、次回は是非面会を受けてほしい、という編集長の伝言があった。

このとき、金銭に限らず、差し入れに面会など必要ないことに気づかなかったのは、
私がカネに弱い小市民の1人であったからに他ならない。

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