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R3 > Chapter 1 vs地方検察庁 from代用監獄 > Day 51-100 > Day 61 一時的とはいえ、取調べでコーヒーが飲めなくなった理由

Day 61 一時的とはいえ、取調べでコーヒーが飲めなくなった理由

取調べでは飲み物が提供される場合がある。

場合がある、とイヤらしい言い方をしたのは、
なかには提供してもらえない人もいるからで、
たとえばこのコピー屋さんがそうだった。

ブチョー
「アイツには一滴も飲ませなかった。そもそも規則で飲み物出せ、って決まってることじゃないしな。」

それ以上の話をブチョーはしなかったが、おそらく、ウマが合わなかったんだと思う。
警察官だって人間だ。イヤな奴に嫌がらせすることだってあるさ。

私の場合、メタボがそうだったのかもしれない。
彼が大学時代に千葉県鴨川市のホテル三日月でバイトをしていたとき、
渡部篤郎が当時の奥さんと子供を連れてメシを食いに来たという微妙な自慢話をしている真っ最中、

「鴨川シーワールドの近くですよね?
 オレ、亀田総合病院のナースと付き合ってたんですよ、大学のとき。
 あの頃、もちろんアクアラインなんて影も形もないし、
 千葉北から下っぱしりなんで東京からえらく時間かかりましてね、大変でしたよ。
 しかし、奇遇ですなぁ。」

思いっきり話の腰をへし折ってやったら、
「ちょっと、勝手に親近感持たないでくれない?」
そう言うと奴は、まだ半分ほど残ったマグカップを私から取り上げた。
メタボと私の間で、こういった小競り合いはしょっちゅうで、
あげたらキリがないのでやめておく。

私は変人なので、取調室で提供されるドリンクが、取調官の自腹と聞いて以降、
「皆さんのオフィスにある、コーヒーメーカーのコーヒー」をリクエストしていた。
私なりの気づかいのつもりだったのだが、
それを運動の時間、他の被留置者に話したところ小馬鹿にされた挙句、
自分は缶コーヒー微糖しか飲みません、だの、
毎日違うモノを頼んでいる、だの、
ホントか?という自慢話をさんざん聞かされるハメに陥り、
終いには、地元のヤ〇ザは俺らよりずっとイイ飲み物もらってるよ、
などという怪情報まで飛び出す始末で、どこまでが真実かはまったく見えなかった。

実は当時、情報提供者(業界用語で仲間を売ることを、うたう、というそうだ)になった奴がいて、
情報提供に関する聴取はいつもの取調室で行われたそうだが、
カステラと、お好きなお飲み物、アーンド喫煙無制限の超VIP待遇を受けたらしい。

この話は、本人の希望に反して、すぐに留置場内に広まり、
怪しい情報提供希望者が続出する事態となったが、
カステラまでたどり着く者は、ごくわずかだった。

最近特に、利益誘導だの、便宜供与だのといったことに関してうるさくなった感があるが、
おそらく、現場では今も相変わらず、だろう。

悪いことだと私は思わない。
本気なら、むしろ、司法取引くらいまでやるべきだ。

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