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R3 > Chapter 1 vs地方検察庁 from代用監獄 > Day 101-150 > Day 113 覚せい剤中毒者特有の運転

Day 113 覚せい剤中毒者特有の運転

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石田君(仮名)の趣味は自転車である。
休日に、自慢のロードバイクで遠出するだけでなく、
平日の駅までの通勤のアシとしても、
「バイクを使っています。」
彼は、自転車と言わず、バイクと言う。

遠出の場合、早朝6時くらいに出発し、昼すぎに帰宅するスケジュールらしい。
なので、長州小力似の奥さんからクレームが入ることはないということだ。
家族サービスとの両立は充分可能なのである。

自転車は想像以上にカロリーを消費するらしく、
「みなさん、甘いものとか、びっくりする量を食べてますよ。」
それでも、腹の出た人なんか、1人もいないとのことだ。

「外に出たら、(自転車を)始められてはいかがですか?」
これから、さらに代謝が悪くなるし、
引き締まった肉体は是非とも備えたいアイテムではある。

石田君(仮名)が入場してから、もう一週間である。
2、3日で帰してもらえるのではないか、と
私だけでなく、本人も考えていたように感じていたが・・・

「ウチのが、議員さんの事務所に連絡しているみたいなんですが、
長引くかもしれません・・・」
「長引く・・・とは?」

彼はようやく真実を語り始めた。
どうも、スピーカーは彼の手から滑り落ちたわけではないようだ。
「たたきつけた、のですか?」
「そこまでは言いませんが・・・」
議員さんの調書には、蹴った、という記述があると
取調官から聞いたらしい。

「蹴った、のですか?」
彼は何も言わなかった。

————————-

昨晩、入場してきた職人さんは、
友人と2人でクルマで走っていたところ、
パトカーに停められたという。

「シャブが出てきましてね・・・」
マジックの鳩出現の如き表現だが、
本人の意思で所持していたモノだ。

「しかし、おまわりさんはなぜ、停めたんですかね?」
「わかるらしいですよ、走り方で。」
「覚せい剤中毒者か、どうか、がですか?」

クルマは軽自動車だそうで、
どちらかといえば、目立たない車だそうだ。
ナンバーも地元なので、他府県ナンバーではない。
やはり、走り方で判断されたのだろう。

急発進や急ハンドルだろうか・・・
私は、人生で一度も職務質問に遭ったことがない。
だから、わからない。

「自分は、職質何度もあります。」
「覚せい剤中毒者特有の運転の仕方に、思い当たるところ、ありますか?」
彼は、うーんとうなった後、
頻繁に車線変更を行う等、落ち着かない運転ではないかと言った。

「そこを気をつければ、よかったじゃないですか。」
「それができるなら、苦労はないですよ。
シャブは、すこーん!ですから。」
その快感は、言葉では伝えられないものだそうだ。

その職人さんが、新検から帰ってきた。
彼は友人とともに逮捕されている、つまり共犯者がいるということだ。

「接見禁止、って言われました?」
「?」彼にはわからないようだった。

「裁判所から戻って、紙見せられたでしょ?」
「はい」
「接見禁止、って書いてなかったですか?」
「すいません、憶えてないです」

おそらく、接見禁止になっていると思う。

—————————-

突然、石田君(仮名) が釈放になった。

議員さんとなかなか連絡がとれなくて、延びていただけだという。
議員さんは、まさかまだ留置場に入れられているとは思っていなかったそうだが・・・

トボケてるだけの可能性は否めない。

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プロフィール

世界最小裏AVメーカーCEOとして、素人ハメ撮りDVDを無修正で販売するという暴挙により、投獄の憂き目に遭ったオトコです。

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