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R3 > Chapter 1 vs地方検察庁 from代用監獄 > Day 101-150 > Day 112 なんちゃって控訴、流行の兆し

Day 112 なんちゃって控訴、流行の兆し

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自動車窃盗団の首領は、結局、逮捕から判決まで、ほぼ1年留置場にいた。
控訴したそうだが、東京拘置所へ移送される前に控訴を取り下げ、
川越の拘置所で分類にかかって刑務所へ行くとのこと。
一体それのどこが控訴なのだろう、と当時思ったものだが、
その後、彼をよく知る人物が入場してきて、「買い物」のための控訴であったこと、
ちり紙など必要なモノを買ったら、アカ落ちしたことを教えてくれた。
わかったような、わからないような、
どシロートには摩訶不思議な話なのである。

まず第一に、なぜ、ちり紙を買う?
必要最低限のモノは支給されると聞いているし、
刑務所で購入できるとも聞いた・・・うーむ・・・

正直なところ、疑問は増すばかりなのである。

あれから随分と日が経つが、似たようなことを企てるオトコが現れた。
ケンが控訴した。
「コスゲ(東京拘置所の俗称)で買い物してから、アカ落ちします。」

ん?買い物?
コイツもアレか?チリ紙か?,

これに関してのヒデさんの意見は、
「コスゲでしか手に入らないモノがあるらしいんですよ。」
「・・・プレミアムグッズのようなモノですか?」
嗤われた。

「そんなんと違いますよ。黒いタオルとか、アイスとか・・・」
「アイス? コスゲ、って拘置所ですよね?」
「それが・・・買えるらしいですよ。有名な話です。」

監獄でアイスが買える? さらに私の頭は混乱してきた。

————————

ケンの判決はもう出ていた。
あたり前だが、実刑をくらっていた。

だが、
「・・・やらかしたことから考えると、軽いね。」
と、明石老人は言うし、

チューリップ部長に至っては、
「あいつ、どこで教わってきたんだろう・・・」
とまで、言っていた。

実刑をくらいながらも、
ケンのそれは、周到に計算された立ち回りによる、
最小限のモノであったらしい。

ケンは、判決後であるにも関わらず、現在も引きあたりに行っていた。
それらはすべて上申書であげられるそうだが、
大谷検事がおさめる方向でお咎めなしだという。

「どういうことですか?」
「どうもこうもないわさ。窃盗なんて、100件やろうが200件やろうが、
立件されるのは、せいぜい4、5件なんだぜ。
55番みたいに、強盗致傷が出てきたら話は別だが、
窃盗が増えても、改めて起訴する検事なんか、いねえよ。」

反社会的勢力に属する人間が、よく使う手法らしい。
「あ、思い出しました、って言い出すんだよ。判決後にな。」
ほぼ毎日取り調べ、タバコは調査官持ち(彼は身分受刑者なのでタバコが買えない)
これでいいのか・・・

出所後の人生設計について、ケンにたずねたことがあった。
「xxxxさんのところへ行って、舎弟になります。」
xxxxさんがどんな方なのかは、あえて聞かなかったが・・・

この男、しっかりしているのか、いないのか・・・
私には判断がつかなかった。

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世界最小裏AVメーカーCEOとして、素人ハメ撮りDVDを無修正で販売するという暴挙により、投獄の憂き目に遭ったオトコです。

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