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R3 > Chapter 1 vs地方検察庁 from代用監獄 > Day 1-50 > Day 5 再逮捕による新件

Day 5 再逮捕による新件

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1度経験しているだけに、また行くのかと思うと、さらに憂鬱になった。
聞くところによると、新件とは逮捕の回数と同じ数だけ行くものらしい。
これは、たまらん・・・

検察庁へはバスで行く。我々一般人が護送車と言われてイメージする、例の、青白ツートンのバスだ。
そのバスが、複数の署を経由し、手錠腰縄数珠つなぎの被留置者を回収して検察庁へ行くことを
集中と言う。

ただでさえ、苦痛な集中。
さらに今回は、アタマのおかしい男が私の、いや私たちの苦痛を増加させていた。

奇人変人の集まる監獄にあってさえ、その男の発する不快感は抜きんでていた。
ムチ打ちコルセットにサングラスの異様な様相で入場するなり、
看守だけでなく目に入るすべての人に暴言を吐き、
1時間と持たずに単独収容が決定した。

結構なことじゃないかと言うなかれ、彼を単独にするために、
同房者たちは他の房へ移動させられ新しい人間関係の構築、
受け入れ側は人口密度の増加、
奴以外の者にとって良いことなど1つもない。

こういった経緯から奴は、
看守だけでなく全ての被留置者を敵にまわすことになり、
今はこれから検察庁へと連行される者たちを、
頻繁に口にするスラングによって、不愉快にさせ続けていた。
偶然とは恐ろしいもので、こんな時に限って、
普段は滅多に姿を見せない婦人警官が1人、警備の中にいた。
その日その時、日本でもっとも不運な婦人警官となった彼女が、
奴の口撃を一身に受けることになったのは言うまでもない。

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そんな彼ではあったが、右半身の麻痺(おそらく脳梗塞だろう)のおかげで、
過剰な直接攻撃は免れていた。 
食事も歯磨きも片手でできる。だが、布団運びやタオルしぼりなど、
片手では困難なこともここの生活には多かった。
昼間、不快な思いをさせられた者の中には、小さな声で罵る者もいたが、
大半の者はなにも言わず、ただじっと、奴を見ていた。

今、目の前で、不自由な半身に苦労しつつ、手錠腰縄行進する彼の姿を見ていたら、
なにかこう、すでに、神から罰を与えられているのかな・・・この人は、
という気持ちに・・・   一瞬だけなった。

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世界最小裏AVメーカーCEOとして、素人ハメ撮りDVDを無修正で販売するという暴挙により、投獄の憂き目に遭ったオトコです。

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