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R3 > Chapter 1 vs地方検察庁 from代用監獄 > Day 1-50 > Day 45 おっパブなオトコ

Day 45 おっパブなオトコ

Day 45

1号法廷被告人の公判が結審した次の日、運動でいっしょになった。
公判の様子を聞くと、早川判事はうわさ通り大荒れで怒鳴りまくりだったという。

「おっぱいパブ、ってなんですか?」

家族が傍聴席で見守る中での質問である。確かに取調べでカネの使いみちを聞かれ、
おっぱいパブへ行きましたと答え、調書にもなっているそうだが、
なにも傍聴席満席の法廷で被告に聞かずともよいではないか。
他にも答えにくい質問が続いたが、半分も答えられませんでしたと、残念そうな面持ちで言った。
この話、私を含む早川組の面々にとって、もはや対岸の火事ではない。
固唾を呑んで拝聴させていただいた。
公判中彼は、時間の経過が早いと感じていたそうだが、終わったみれば、
1時間20分も経っていたそうである。

「地獄のような時間でした・・・」

おっパブなオトコは結審後、すぐ移管になった。
彼の姿をその後見ていない、それっきりだ。

「出たら一緒に商売やりましょう。」
自動車窃盗のネールや詐欺師の大男までも含め、のべつまくなし商いの誘いをかける姿を見るにつれ、
彼の社会復帰後が心配に思えてきた。
組織を離れ独りになる将来を、不安に感じる気持ちは痛いほどよくわかるが、
泥棒や詐欺師をパートナーにいったい何をしようというのだろう。
政界の人形つかいと云われた、杉山 茂丸も言っている、
「人間の最終目的は独立である。・・・依頼心は自殺以上の罪悪である。」と。

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数週間後、サブロー君が川越支部の駐車場で出廷待ちしていると、
判決を受けたおっパブなオトコが刑務官とともに裁判所裏口から出てきたという。
「ちょっと泣いているように見えました・・・」

後日、大男のもとへ、おっパブなオトコから手紙が届いた。
全額返済したけれど、2年8ヶ月の実刑をくらったこと、
控訴することなく、このまま服役し、一日も早く社会復帰したいこと、
もうすぐ手紙を受け取れなくなるので、返事は不要であること、
が書かれてあった。

見た目通りの、律儀な、きわめてマトモな男だった。

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