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R3 > Chapter 1 vs地方検察庁 from代用監獄 > Day 1-50 > Day 39 メタボリック刑事

Day 39 メタボリック刑事

Day 39

メタボリックな刑事(以下、メタボ)は、良い意味でも悪い意味でもアブラの乗った、
ちょっと男前の若い巡査長で、制服の下に剣道の胴を装着しているかのような貫禄あるシルエットから、
メタボリック症候群と誤解されていた。

彼の名誉の為に申し上げておくが、彼は単なるストレス太りであって、
自堕落な生活や自己管理能力欠如による肥満では決してない。
それが証拠に、彼は46時中イライラし、
被疑者の私でさえ心配するほど精神的に不安定なときが散見されていた。

メガネの看守は、メタボと大宮駅前交番勤務を共にした時期があったそうで、
メタボが剣道を得意としていることを教えてくれたのは、この男だ。

「厳しい人だけど、他人に厳しい分、自分にも厳しい人でな。
愛情ある怒り方する人なんよ。」

物事をなるべく良い方向からだけ視るようにすることはとても良い習慣だが、
叱ることと怒ることとはやはり違う。
どうやらメタボは、交番勤務の頃からストレスにやられていたようだ。

sithシリーズを、
「スタービーチ援交、っていうんじゃないんですか?!」
と答えたコピー屋と対峙した際、

「あの時、オレのカラダにsithが降臨してきてよ、あれはな、sithシリーズ、っていうんだよ!って
お前の代わりに怒鳴り飛ばしといてやったからよ
。」

雑談中、そんな話を自慢気にされて若干引いた。
おそらく彼は、そんなストレス解消の機会を常に狙っているのだと思う。

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実は、若い警官には、メタボみたいなタイプが少数ながらもいて、
留置場看守の中にも1人だけ、いた。
その男は連行の際、腰縄を束ねて握った拳で背中をド突くクセがあったため、
被留置者と度々トラブルを起こしていた。
看守と被留置者、それぞれに言い分はあるだろう。
口で言ってもわからん連中は確かにいたし、
有罪判決を受けるまでは、無罪として扱われる権利が被疑者にはあった。
だが、ヤ〇ザ関係者に対しては決してしない奴の小賢しさが、
そうでない人たちの忍耐限界越えを助長したと見る人は少なくなかった。

そんなことでしか、バランスをとることの出来ない人たち。
だが、しかーし・・・

モンテーニュによると、
人は、他人の影響をまったく受けずに生きることなどない、らしい。
警察官をはじめとする司法関係者の中に、もし、人格のゆがみを感じさせる人物がいたならば、
それは被疑者被告の悪影響以外のなにものでもない、
と私は思う。

シモン・トマは、当時一流の医者だった。
ある日、たまたま裕福なある年寄りの肺病患者の家で、私は彼に出会った。治療法を話しあううち、彼は患者にこう言った。一つの方法は、その患者がときどき私と会って一緒に楽しく過ごすことだ、と。そこで患者も私の若々しい顔つきに目をとめた。青年ならではの、私のあふれるような快活さと元気のよさに注意をとめた。花のような私の若さを彼の五感に浴びせれば、彼の病状はたしかに快方に向かうかもしれない。しかし、トマは忘れていた。私のほうは悪くなるかもしれないことを。
ミシェル・ド・モンテーニュ

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