逮捕1年前
全ての取調べが終了すると、他に悪いやつ知らねえか、と警察は情報提供を呼びかけてきます。
私にも同様の質問がありましたが、残念なことに、私は悪いやつを知りませんでした。
番長は「sith って奴が・・・」と答えたようです。
ブチョーは、番長の話を聞いて、sith公式サイト(当時)にアクセスし、製造元はコイツだ、
番長の話は本当だ、と確信したそうです。ブチョーにとって不思議だったのは、
これだけ堂々と販売していながら、なぜ今まで存続しているのかということだったそうです。
当時は、98ねっとにしろ、番長シリーズにしろ、sith同様、
コピー製品をオリジナルと偽って販売する業者があふれていました。
もちろん、全国の警察が片っ端から捕まえてはいたそうですが、
ヤフオクで平然と販売する素人までもがいましたので、
なかなか手がまわらなかったのではないでしょうか。
番長は販売用のサイトを頻繁に変えていたそうです。意外と慎重だったようです。
私は、匿名で購入可能な、b-mobile のPHSカードを使っていましたので、
サイトの継続使用に不安は持っていませんでしたが、
サクサク動くアダルト可のフリースペースは結構少ないのため、
諸般の事情で移動せざるを得ず、結果として、それなりの回数、サイトを変更することになりました。
そういった出来事も、延命を助長していたのかもしれません。
番長の密告を聞いて、埼玉県警は初めてsith作品を認知したと言っていました。
それまで「スタービーチ援交」をオリジナルと思っていたそうです。
また、出演児童の1人を割り出していたものの、番長密告を知らない福島県警も、
「スタービーチ援交」業者を追いかけていたそうです。
どうやら、県警間の情報交換というものはないようですね。
県警同士の競争心を煽ることで、検挙率向上を狙ったはずが、
思わぬところで副作用が出てしまいました。
おかげさまでその後、sithは1年ほど延命されることになります。
( ̄ー+ ̄) s:th (シスと発音して下さい)