逮捕1ヶ月前
ひと月前に、amazonで古本を売った人からメールが届きました、
「無事届きました、ありがとうございました。」 正直なところ、なんで今頃・・・と感じましたが、
それを警察の捜査に結びつけられなかったところに、sithの素人臭を感じます。
その後の取調べの雑談で、あの本は、sith作品の発送といっしょに発送したので、
捜査対象になったと教えられ、その日のことを思い出しました。
その日は、朝から「今日は新橋へ行こう。」と決めていました。
前日、前々日も県境を越えていたので、
そろそろ都心へ向かうべきだというだけの単純な理由でした。
新橋に決めたのは、クロネコメール便を出せるコンビニがあり、
局留め希望者のための定形外郵便を出すための郵便局もあり、
ATMはそこいら中にあり、さらに、ネットカフェもあるからでしたが、
それらがすべて揃った場所は他にいくらでもありました。
すべての発送を終え、ATMで犯罪収益をヌイたあと、駅前のネットカフェへ入りましたが、
満室だったので、他の店舗へ向かおうとエレベーターに乗り込もうとしたところ・・・
明らかに場違いな年配の男性2名が出てきました。おやっ、とは思いましたが、
いやいやそんなことはないさと、自らの疑問を否定しました。疲れているだけさ、と。
( ̄ー+ ̄) s:th (シスと発音して下さい)
ブチョー
「sithがコイツだ、ってところまでは来たけどよ。まだ、証拠がねえからさ、
発送を押さえたいとは思っていたんだよな・・・」
( ̄ー+ ̄)
「・・・・」
ブチョー
「・・・でも、こっちにも事情があって、すぐに引っぱってくることもできなくて、
たまに様子を見に行ってたんだよ。」
張込み、ってヤツですな。
そして、その何回目かに、
荷物をかかえて外出するsithの後を追う機会に恵まれたとブチョーは言いました。
ブチョー
「大変なんだぜ、電車なんか、どこまで行くかわからねえから、切符買うにもアタマ使うしな。」
( ̄ー+ ̄)
「そういう交通費は、捜査に必要な経費として精算してもらえるんですよね?」
ブチョー
「精算? してくれねーよ、そんなもん。」
( ̄ー+ ̄)
「すべて自腹ですか?」
ブチョー
「そだよ。」
かなり驚きました。被疑者尾行の費用は国家が負担するものと思っていましたが、
一部どころか全額、捜査員の負担だそうです。
( ̄ー+ ̄)
「そこまでして尾行を継続する執念の源はなんですか?」
ブチョー
「・・・真実を知りたい・・・ってことかな・・・」
遠くを見る目でつぶやくブチョー。完全に自分の言葉に酔っておられましたな。
ブチョー
「オマエ、新橋のセブンイレブンから発送したろ?」
( ̄ー+ ̄)
「新橋なら何度も発送で行きましたよ・・・あ!?」
ブチョー
「どした?」
( ̄ー+ ̄)
「そのあと、ネカフェまで付いて来てません?」
ブチョー
「・・・気づいたか?」(ニヤリ)
( ̄ー+ ̄)
「確信はなかったですよ。もしかしたら・・・とは感じましたけどね。」
ブチョー
「係長とXXX部長で行ったらしいよ。」
この時のブチョーは、オレじゃないよと言いたかったんでしょうな。
( ̄ー+ ̄)
「私じゃなくても怪しいと感じたと思いますよ・・・かなり不自然でしたよ、あの2人。」