国際窃盗団唯一の日本人
川越拘置支所
あまり背の高くない、やや小太りの、おとなしい方でした。
「自動車窃盗で捕まりました・・・主犯の人は川越署にいますよ」と
聞かされても、すぐにパキスタン社長とリンクしなかったですね。
( ̄ー+ ̄)
「どこで知り合ったのですか?」
小太り
「バイクの引き取り業者をやってたとき、たまたま、知り合いました。
そのとき、いつか一緒に仕事しましょう、って言われて、名刺交換したんです。
そしたら、電話がきました。ずいぶん経ってから、ですけど。」
最初は、ワタシの中古車屋へ遊びに来ませんか、という誘いだったらしいです。
行ってみると、アルバイトしませんか、となり、車を引き取りに行くので、
運転していただけませんか、と。
( ̄ー+ ̄)
「怪しいところはなかったのですか?」
小太り
「ありましたよ、みんな、あっち(パキスタン)の人だし、
でも、自分もカネに困ってて、運転だけならいいかなと。」
( ̄ー+ ̄)
「たしかに・・・」
小太り
「それが、お客さんのところに車を取り行く、って言いながら、ぐるぐるまわってるんですよ。
今から考えると、盗む車を探していたんですよね。」
( ̄ー+ ̄)・・・・
小太り
「そんで、車を停めさせると、先に工場へ帰ってください、って言って降りるんです。」
( ̄ー+ ̄)フムフム
小太り
「工場に戻ると、なぜか先に帰っていて、
ピカピカの新車を、パキスタンたちが総出で分解してるんですよ。
どう見ても修理に見えない異様な光景でした。
もしや、とは思いましたが、その日はカネもらって帰っちゃいました。
それが結構な額で、それからですね。」
( ̄ー+ ̄)不安は感じませんでしたか?
小太り
「アイツ、自信満々でしたからね。」
アングロサクソンが、日本人の見分けがつかず、表情すら読み取れないように、
我々も、白人は皆同じに見えることが多々あります。
ましてや相手が中東の人なら、特にそうかもしれません。
パキスタン社長はそのあたりを知っていたのか、理解していたのか、
目撃者がいてもひるむことなく、車両窃盗作業を黙々と行える強心臓の持ち主だったそうです。
( ̄ー+ ̄)犯罪の片棒を担がされている感覚はありましたか?
小太り
「うーん・・・わかってました、ええ、理解してましたね。」
( ̄ー+ ̄) s:th (シスと発音して下さい)